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2008年6月24日 (火)

新癒しの音楽チャンネル第二十三回放送ー雨の癒しの音楽

新癒しの音楽チャンネルー沖縄県を除いて全国的に梅雨に入りました。ということで今回は雨をテーマにした音楽の放送です。

雨の音って結構聞いていて落ち着きませんか? 鬱陶しいというイメージもありますが、この雨の音も多くの自然界の音同様に"1/f (エフぶんのいち)のゆらぎ"の成分のある音です。難しい話になりますがパワー(スペクトル密度)が周波数fに反比例するゆらぎのこと。<ピンクノイズとも呼ばれ、自然界のあらゆる音や自然現象に見られます。

少々難しくなりますがグラフで見せますと以下のようになります。 横軸が周波数、縦軸がパワー(スペクトル密度)です。尚、これは横軸は普通の枡型のグラフではなく対数グラフといいまして一枡ことに桁が変わっていくものです。いわゆる周波数特性なるものを測定するときよく使うグラフ用紙です

Pic3

赤色の点を結んだの傾きは?そう -1です。先ほど対数で描いていると言いましたよね? -1*log(f) という式を元に戻すと 1/f。はい、1/f というキーワードが出てきました。

つまり、波形を分解して各周波数成分を対数軸にプロットしたときにその傾きが -1 で近似できる波形のことを 1/f ゆらぎ と言うのです。このグラフたまたま-1ですが傾きが -1.76 や -2 のように傾斜がきつくなる場合もあるし、-0.25 や -0.001 のように傾斜がゆるくなる場合もあります。

一般に、傾斜がきつくなればなるほど、突発的な変化が抑制されて大きな変化が支配するようになるそうです。一方傾斜が緩やかになればなるほど、突発的な変化が頻発しますから、次を予測しにくい波形になります。そして、傾きが0 になると、ホワイトノイズになります。

つまり、傾き -1、即ち 1/f ゆらぎ の状態では、適度な予測性と適度な逸脱性が共存していると考えることができるのです。自然界にはこの 1/f ゆらぎ になるような波形があふれています。我々人間も自然の一部として、この波形に親しんでいるせいか、海や山で小波や木々の葉がそよぐ音を聞くと、不思議と落ち着くようになります。

なぜこうなるかは諸説ありますが、この 1/f ゆらぎ の状態は自然の状態そのものの状態であり、元来は人間も自然の一部だったわけですが、日常生活その他でいつのまにか1/f ゆらぎ の状態自体を忘れてしまった。ということではないでしょうか。1/f ゆらぎ の音は母なる音、人間のふるさとの音ということができるかもしれません

放送曲目

1.大野 恭史  Rain City

2.大野 恭史  Couple

3.ベートーベン 交響曲第六番「田園」より第四楽章「雷雨、嵐」

4.大野 恭史  Floating Music


6月 24, 2008 音楽 |

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